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当協会に関して

叙勲・褒章受章者の皆様へ

全国の叙勲・褒章受章者の皆様おめでとうございます。

日本叙勲者協会は、皆様の栄ある功績に報いるための事業を営む協会として、発足以来全国の叙勲・褒章受章者の皆様の協力を得て、今日に至っております。

皆様は日本国家の発展と文化の隆興のため、生涯を捧げてこられた方々です。しかるに、皆様の功労と栄誉に対して、現在、社会的にこれに報いる方策はなんら図られておらず、輝かしい功績も時が過ぎれば忘れられがちです。

このような現状から、叙勲・褒章受章者の方々の功績をさらに称揚し、その功績に報いるということは、社会的にもきわめて意義のある仕事と考え、その目的のもとに設立されたのが本協会です。

全国の叙勲・褒章受章者の皆様、ともに手を携えて、よりよき社会づくりに邁進しましょう。

日本叙勲者協会 代表理事
鈴木 章五

日本叙勲者協会 設立の目的

 

叙勲・褒章受章者の方々の
唯一の全国組織として

わが国では、去る昭和39年より生存者叙勲の制度が再開し、既に多く方々が叙勲・褒章を受章しておられます。

これらの方々は戦後日本国家の基礎を築き、その発展と文化の興隆、平和と安全のため、またより良き社会建設のため、とくに力を尽された方々ですが、これらの方々は叙勲・褒章を受けたとはいえ、社会一般がその功績を十分認識し称揚することが薄く、またその功績を知りたくともその手掛かりすらなく、輝かしい功績はともすれば忘却の中に埋れてしまっています。

この現状に鑑み、叙勲・褒章受章者の方々の功労・功績を称揚するとともにその意義を広報することにより、受章者方の後に続かんとする人材の育成及び学術、文化、教育の進展と国家及び社会の興隆、安全、平和に寄与する趣旨のもとに、当日本叙勲者協会は元衆議院議長故松田竹千代代議士を初代会長として、昭和43年に設立。

爾来、叙勲・褒章受章者の方々の唯一の全国組織としてその栄誉の顕彰、親睦交流、社会奉仕、受章者及びご家族の福祉などを目的として各種事業も実施している団体であります。

発足人署名

日本叙勲者協会 事業案内

機関紙「叙勲」の発行、賀寿のお祝いに純銀盃を謹呈(年輪を重ね、銀盃をひとつひとつ重ねていくことがご長寿の証となるよう、喜寿、米寿、卒寿をむかえて三ツ重ねになります)、慶弔式典係設置、内助の功をたたえ受章者の配偶者に感謝状の授与、永年苦楽をともにされ築きあげてきたご夫妻の家庭生活の創立記念日でもある「結婚記念日」、また「傘寿」の記念にお祝い状の謹呈、各種大会及び各種催し物(囲碁大会、書道展、写真展など)、靖国神社昇殿参拝、講演会、親睦会、などの実施をしております。

事業一覧

  1. 機関紙「叙勲」の発行
  2. 賀寿のお祝い(喜寿・米寿・卒寿に記念品謹呈)
  3. 傘寿にお祝い状の謹呈
  4. 内助の功を称え、配偶者の方へ感謝状の授与
  5. 結婚記念日のお祝い
    (金婚・エメラルド婚・ダイヤモンド婚・いろは婚のお祝い状謹呈)
  6. 会員集いの会による各種催しの実施
  7. 国際親善の一環としいて、海外叙勲者との交流
  8. 法律顧問による無料法律相談
  9. 文化芸術の発展に寄与する各種催し、定例会の開催
  10. 協会主催による旅行の開催

沿革と歩み

歴代会長

初代 松田竹千代(元衆議院議長・元文部大臣・元郵政大臣)

2代 亀岡高夫(元衆議院議員・元建設大臣・元農林水産大臣)

3代 金子徳之介(元衆議院議員)

現在

■理事
鈴木章五
島田幸雄(旭日小綬章・藍綬褒章)
佐藤隆男(弁護士)

発足人署名

協会の活動

設立初期(昭和)

京都府福知山市にある元伊勢内宮皇大神社

寄付を募り、寄付したことにより立派な石段が出来ました。(麻呂子坂)


ベトナム戦争孤児の救済の一環として募金活動行なった。


国際親善として海外叙勲者との交歓会

叙勲者相互の国際交流の一環として日本代表団を結成し、ハワイ在住日系叙勲者の方々と現地総領事館において交歓会をもつ国際親善旅行を開催。
ハワイ在留叙勲者との対話をとおして国際親善の一環を行なう。

海外旅行がまだ珍しい時代、「他にはない企画であり、非常に有意義な旅である」「皆さん同じくらいの年齢であり、旅行スケジュールもゆとりがある」「ハワイ在住叙勲者との交歓パーティーでは懐かしい友にあったような気持ちになり、楽しい旅を満喫できた」と好評を博した。この様子は、現地の新聞にも取り上げられた。

他にも、海外旅行がまだ珍しい時代に、少人数の団体でゆったりとした旅程にて「香港・マカオ」「ヨーロッパの旅」「南米の旅」などを企画・主催してまいりました。


日本叙勲者名鑑の刊行

全国のご受章者の氏名、勲等(褒章)、功労・功績内容、住所、簡単な経をまとめた名鑑は、当協会が最初に刊行いたしました。

叙勲・褒章受章者の功労・功績を顕彰する目的で「日本叙勲者名鑑」の刊行。
ご受章者の輝かしい栄誉を永遠の記録として後世に伝える、貴重な遺産となる名鑑。

※個人情報保護法施行により現在は、作っておりません。

現在

特養老人ホームで歌のボランティア慰問をされている受章者より、アコーディオン奏者の手配をお願いしたいとのご依頼を受け、ご希望などを伺い、作曲家・アコーディオン奏者・童謡研究家でも著名な横山太郎氏を紹介。

当日の慰問では、東海林太郎氏で有名な「名月赤城山」など生演奏で披露。
横山太郎氏による童謡「里の秋」などを慰問先の皆様と一緒に歌うなど、とても楽しい時間となった。


「みえ長寿社会大学」のメンバーと「ボランティア団体常盤木会」を立ち上げ、地域の奉仕活動の推進役を担っている受章者は、主な活動として生涯学習会の開催や擁護施設等での慰問会、募金活動を行っている。

その一環として講演会も行っており、当協会は講師派遣のお手伝いをした。講演内容などご希望を伺い、名古屋大須演芸場席亭の足立秀夫氏を紹介。

日常生活の悲喜交々を織り交ぜた話題や小話があり、楽しい話の中にも随所に含蓄のある講演内容は大好評のうちに終了した。


親睦会として開催する各地域の警察本部の見学の際には、大きな社会問題となっている「振り込め詐欺」についての講和などもしていただいております。


小野田元少尉講演会(東京・大阪・福岡にて開催)

「生きる-極限で私を支えたもの-」と題して小野田寛郎元陸軍少尉の講演会を3都市にて開催。

冒頭、演題でもある「生きる」という意味について語り、途中、ジャングルでのユニークな発想やエピソード、意外な失敗談など、貴重な体験も語られ、聴衆は固唾を飲んで聞き入った。

参加者からは「ルバング島での話を聞いて、自らの生き方と対比して、反省・教訓となるものが多かった」などの感想もあり、大盛況。

講演後には質疑応答もあり、壇上から質問者の前まで出向く姿に参加者は「深い人間性を感じました。」との声も。

日本の勲章・褒章に関して

勲位は本来は武人など勲功を挙げた者に対して授与された。日本の律令法(官位令)では、一等から十二等まで区分され、勲一等は位階正三位、勲十二等は従八位下に相当するとされた。大宝律令制定とともに始まったこの制度は、藤原仲麻呂の乱(恵美押勝の乱)で孝謙上皇側が自派の将兵に勲位を濫授したことで知られている。藤原純友の乱(承平天慶の乱)以後ほとんど行われなくなり、神社が帯びる程度となった。

近代日本の叙勲制度は1875年の「勲章従軍記章制定ノ件」(太政官布告第54号)公布によって開始され、その際に勲位は勲等と改められた。当初は勲八等までで賞牌が授けられることとなっていたが、翌年に二等分増やされて十等となり賞牌も勲章に変更された。また、当初は武官のみを対象としていたが、1883年には文官、1892年には教育・社会分野と拡大され、広く国家に功績ある人物に対して贈られるようになった。第二次世界大戦後の1946年に生存者に対する叙勲は中止されたが、1963年に生存者叙勲が復活して翌年より春と秋に叙勲が行われるようになった。2003年には勲等の数字表記が廃止されて、勲章の格付概念としてのみ残されるようになった。

しかし平成23年度春の叙勲については2011年3月11日に発生した東日本大震災の被害を考慮し、外国人叙勲、同褒章、第16回危険業務従事者叙勲とともに発令の延期を2011年3月24日に発表した。制度制定以来初のこととなる。6月18日付けで発令され、4064名が受章した。

詳細資料(PDF)

栄典制度

戦後の勲章、褒章等の栄典授与は、昭和39年の閣議で決定、実施されたもので、現在、日本国憲法第7条に基づき、内閣の助言と承認により天皇が行う国事行為として実施されている。
これらの我が国の勲章制度は、明治時代の初めに制定(明治8年太政官布告第54号)されて以来130年余の伝統を有するものであり、国家・公共に対する功労、あるいは社会の各分野における優れた行いを顕彰する重要な制度として定着しているが、21世紀を迎え、社会経済情勢の変化に対応したものが必要とされて来た。

平成13年10月に小泉内閣総理大臣の懇談会である「栄典制度の在り方に関する懇談会」が取りまとめた報告書の趣旨を踏まえ、明治以来の伝統ある勲章等をも活用した上で、平成14年8月7日及び平成15年5月20日の閣議決定を経て、以下の改革を図ることとなった。

改革の要旨及び旧制度との相違点は概略次の通り


【勲章】

  1. 勲章の数字による等級表示を廃止し、簡素化する。
  2. 旭日章及び瑞宝章は、現行の運用を改め功労の質的な違いに応じた別種類の勲章として運用する。
  3. (瑞宝章)公共的な業務に長年従事して功労を積み重ね、成績を挙げた者を顕彰する場合に授与する。
    (旭日章)功績の内容に着目し、顕著な功績を挙げた者を顕彰する場合に授与する。
  4. 旭日章及び瑞宝章は、勲七等及び勲八等に相当する勲章の授与を廃止して、功労の大きさに応じて6段階に整理し、名称を次の通りとする。
    (旭日章)旭日大綬章、旭日重光章、旭日中綬章、旭日小綬章、旭日双光章、旭日単光章
    (瑞宝章)瑞宝大綬章、瑞宝重光章、瑞宝中綬章、瑞宝小綬章、瑞宝双光章、瑞宝単光章
  5. 旭日章及び瑞宝章は、性別にかかわらず国家又は公共に対する功労を等しく評価し、男女に共通して授与する。
  6. 勲一等旭日桐花大綬章は、旭日大綬章及び瑞宝大綬章を授与されるべき者のうち功績又は長年にわたる功労が特に優れているものに授与する勲章とし、名称を「桐花大綬章」に改める。
  7. 補者の選考に当たっては、公務部門・民間部門のいずれであるかを問わず、国家又は公共に対する功労を等しく評価し、受章者が公務部門の功労者に偏ることなく適正なバランスとなるよう努める。また、上位勲章における官民の受章者数の不均衡に留意し、上位勲章の運用を見直すとともに、民間の功労者の適正な評価に努める。
  8. 自己を犠牲にして社会に貢献した者等に配慮し、以下の措置を行う。敢精神的、肉体的に労苦の多い環境の下で業務に精励している人々など、人目に付きにくい分野の受章者数の増加に努める。
    柑春秋叙勲とは別に、警察官、自衛官など著しく危険性の高い業務に精励した者を対象とする叙勲の種類を設け、これらの業務分野における受章者数を増やすことにより、受章年齢の引下げを図る。
    また、生命の危険を伴う公共の業務に従事し、その職に殉じた者の功労をより高く評価するとともに、民間人が生命身体を犠牲にして公共のための行為を行った場合にも、適正な評価を行う。
  9. 功労の評価に当たっては、特定の職の在職期間等外形的な事実のみによることなく、候補者が果たした職責あるいは具体的な業績の内容に着目して行う。
  10. 上記の改革を実施するため、新たな勲章の授与基準を閣議で決定し、公表する。社会経済情勢や国民の価値観の変化に応じた基準の適正な運用に努める。
  11. 宝冠章は特別な場合に用いられる勲章として存続させるものとし、勲七等及び勲八等に相当する勲章の授与を廃止して区分を6段階に整理するとともに、名称を次のとおりとする。
    宝冠大綬章、宝冠牡丹章、宝冠白蝶章、宝冠藤花章、宝冠杏葉章、宝冠波光章
  12. 旭日章及び瑞宝章の運用の改革に伴い、瑞宝重光章(従前の勲二等瑞宝章)に新たに副章を設けるなど、両勲章の制式における扱いを統一する。

【褒章】

褒章については、社会の各分野における優れた事績、行いを顕彰するものとして、年齢にとらわれることなく速やかに顕彰することを基本とし、次に掲るような運用の改革を進め、積極的に活用する。

  1. (緑綬褒章)従来運用されていなかった。ボランティア活動などで顕著な実績のある個人等に授与する。
  2. (紅綬褒章)自己の危難を顧みず人命救助に取り組んだ者に対して、授与の要件を緩和して、幅広く授与する。
  3. (黄綬褒章)第一線で業務に精励している者で、他の模範となるような技術や事績を有するものを対象とし、受章者数の増加を図る。
  4. (藍綬褒章)公衆の利益を興した者に対して授与する。選考に当たっては、他の模範となるような優れた業績が認められる者を対象とする。また、従来公同の事務とされている分野について運用の見直しを行い、勲章の対象との関係を整理する。
  5. (紫綬褒章)年齢制限を撤廃し、科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術分野における優れた業績等に対して、速やかに表彰する。

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